江戸から続く匠技・ものづくりスピリットナビゲーターの語りと共に巡る
しずおかものづくり現場見学のご案内
静岡は温暖な気候風土の他、首都圏・中京圏からの交通の便も良く、地理的条件に恵まれたところです。そして実は意外な日本一産業が存在しています。
"静岡のものづくりのルーツ“は、遠く江戸時代に遡り、天下を収めた徳川家康が、隠居の地として駿府の国(現:静岡市)に居を構えたときに沢山の職人を帯同させたところから始まったといわれます。が、実はそれより昔、今川時代さらに以前からもこの地には現在の伝統工芸につながる基礎が息づいていたようです。そんな基礎文化が家康によって華ひらいたのでしょう。家康の没後、幕府は静岡浅間神社・久能山東照宮などを造営。そのために全国から腕利きの職人が集められたのですが、彼らは温暖な気候のこの地が気に入り、移り住み、今も残る伝統工芸の礎を築きあげたといわれます。駿河千筋細工・駿河漆器・するが塗下駄や雛具や雛人形、染物、焼き物、めんぱなど、木工芸が得意だった駿府が繋がっています。
いまや世界に名だたる模型産業も、これら高級木漆品の廃材を、木製模型として製品化し時代の流れとともにプラスチック製品に変化していったものと言われています。いまや日本の模型は世界一の品質を誇り、多くの模型メーカーが静岡に集積しています。まさに模型の世界首都は静岡です。そんな静岡の魅力をもっと知っていただきたい・・・普段は一般に公開することのないものづくりの現場を、私達【ものづくりスピリットナビゲーター】がご案内いたします。
【ものづくりスピリットナビゲーター】
通称:ものSPナビとは?
歴史に裏打ちされたものづくりに目をむけ、静岡に今も続くその魅力を単に伝えるだけでなく、製作者の思いや理念、いわば【ものづくりスピリット】を熱く語るナビゲーターを【しずおかものづくりスピリットナビゲーター】といいます。
ものづくりの現場、とくに伝統工芸品などは小規模事業者が多く、見学などによる訪問者の対応については、職人の仕事に支障をきたす事もあり、受け入れが難しときもあります。ですが、静岡の名工の腕をぜひ日本中のいえ世界中のかたに見ていただきたい。
ものSP(すぴ)ナビは、そんな現場に皆様をご案内いたします。現場の職人になりかわり、製品や工程をお伝えするだけでなく、ものづくりの思いを語るナビゲーターです。
わたしたちのナビゲーションで、静岡のものづくりに関心をもっていただけたら・・物見遊山でない、本物のものづくりの現場に足を踏み入れることで、これまでになかった人との交流を体験されるのではないでしょうか?また来たい。そう思っていただけるご案内をさせて頂きたいと願っています。
本事業は令和2年度補正による観光庁事業採択案件であり、(一社)しずおか観光産業戦略推進機構が育成。令和4年3月より運用を開始するものです。
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